教員(教師)をお休みしています…。

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初めて日記を書きます。

教員(小学校)を休職して3カ月が経過。4月~休んでいます。

ちなみに教職経験は12年(臨時教員も含めて)

日々読書とちょっとした社会活動、家事で1日が終わります。

 

そんな毎日でも、何かを発信できればなーと思い初日記。

今回は『なぜ教師を休職したのか?』を書いてみようかなと。

 

・休職した経緯

・休職して気が付いたこと

 

【 休職した経緯 】

 私は公立学校の教員ですので必ず『異動』があります。

 2020年4月、コロナで休校になり学校が再開しない中、新しい学校へ赴任しました。

 

自分なりに『適応力はある』と信じていたので…

・どうやって学校に慣れるか

・どうやって周囲の先生方と上手に付き合うか

・どのような働き方(できるだけ残業をしない)をしていくのか

を模索していこう!と意気込んでいました。

 

ところが、思うように職場に適応できていない感が日々強くなります。

① 自分の職場と思えないような感覚を持ってしまう。

 コロナの影響により歓迎会がない!(一緒に働く人を深く知ることができない!=旧職員はそれなりに固い絆⇒ちょっとした疎外感を感じ始める。)

 

② 赴任した学校のシステムが『ガチガチ』⇒疲労感バリ×2

 元々、子どもたちと伸び伸び楽しく学校生活を送れたらな~と思い仕事をしていました。前任校は小さな学校で、職員が『こうしたい』という思いをすぐに具現化できたので、働くことにストレスを感じたことは、ほとんどありませんでした。(自由度が高かったんですね~。)

 

 赴任した学校のシステムは『学力向上至上主義』のようなところがありまして、

・コロナ休校した分、国語・算数を中心に1日に2時間進める!※5学年担当

 (ということは、特別活動や体育・図工などを積極的にカット!)

・学力テストに向けて、全校で週3~4日の補習指導(6校時終了後に補習開始)

※16時下校となっていたが、実際には最後の児童を指導したら16時30分を超えてしまう。一体いつ明日の準備すんねん。残業確定モード。

 

 ③ 中堅教諭資質向上研修+校務分掌(生徒指導担当)

 中堅教諭資質向上研修を思いっきりなめていました。5年研を難なく過ごせた感覚で、中堅研修(10年研ともいう)がスタート!ほぼほぼ指導教諭のいない初任研と変わらない研修量でした。異動したての者にはかなり過酷でした

 

 中堅教諭資質向上研修で取り組んだこと

・授業研究(2回は教育委員会・教育事務所の主事を招いて授業)

⇒平日は通常業務、休日は研究授業の準備でプレッシャー大!

・校外研修(学校外に学びに行く)

・校内研修(20コマ分の講習と報告書作成)

・特定課題研究

⇒大学の卒論のように、自分の仮説を立てて実践、まとめまでを行う。

 

④ 子どもたちとの関係が難しい

 受け持ったクラスには、個性豊かな児童がいっぱい!なかなかきめ細かい対応ができずに苦しい1・2学期が過ぎる。

 3学期には、やんちゃな女子児童を中心に乱れ始める。大きく学級が崩れることはなかったが、スッキリと『今日はとても楽しかった』という日がほとんど無く…。

 

長くなりましたが…少しここまでのまとめを!

①職場での疎外感を感じてしまった。(そんなにストレスでは無かったが…。)

②・③業務量と業務内容に疲労感を感じた毎日。

④力量不足から自信を失う。

 

 そんなことから、9月あたりから頭に浮かんだのが『休みたい』という思い。

夜も眠れなくなるほど職場に行きたいない感情が大きくなり、ついに心療内科を受診することに。

 

休職の条件⇒心療内科で診断書を取る必要がある。

 

そして、9月のある日診断書を片手に学校へ向かおうとした。が、頭に浮かんだのは家族(妻と子供たち)の顔でした。さらに、今受け持っている児童たちに申し訳ない!という思いでした。

 

結局診断書を提出して病休を取ることは選択しませんでした。

心で決めました。『3月まで頑張ってみよう』『4月からは何が何でも休もう

 

家族や児童への思いから何とか3月まで働くことはできました。

(3月の残業時間95時間はなかなかきつかったっす)

 

【 休職して気が付いたこと 】

 そんなこんなで4月からお休みしています。

 そこで気が付いたこと!(ここはコンパクトに)

・休むことへの罪悪感があった(今は完全にない!)

・自分と向き合う時間が多くなるので、学びや気づきが多くなった。(孤独感もね♪)

・家族と一緒にいる時間が増える=今まで家庭を顧みなかったことを実感

 

そして…本当にやってみたいこと(死ぬまでに達成したいこと)が見つかった!

 

 振り返ってみると…

・授業研究会…自分の力を高めるためならワクワク!ところが、全然興味が無かった。義務感でしかなかった。学び続ける教師ではなかったということに気づく。

・本当は中学校・高校の体育の教師を目指していた(心の声)

⇒憧れの教師になるのなら、小学校の採用試験に合格できるというだけで選んでいたのかも。

 

ということで、復帰の考えがどんどん遠のいていることに気づき始める。

 

休職して気が付いたことのまとめ

① 自分に向き合う時間が多くなり、心の声が聞こえるようになる。

② 今まで自分を支えてくれた家族に感謝できるようになった。

③ 働くこと=生きること (本当にやりたいことをやって人生を使い切りたいことに気づく)

 

教職で休職しようかと考えている方へのアドバイス

『思い切って休みましょう』『自分自身を見つめ直すチャンス到来!』

 

次回は、『どうしたらストレスなく教職現場で働くことができるのか作戦』を書きたいと思います。